クリスマスツリーの捨て方は?素材・サイズごとの処分方法を解説

長年使ってきたクリスマスツリーが壊れてしまい、「どうやって処分したらいいの?」と困ったことはありませんか?また、初めて本物の木のクリスマスツリーを手に入れたものの、シーズン後の処分について悩んでいる方もいるかもしれません。

この記事では、プラスチック製と生木(本物の木)のクリスマスツリーの捨て方を解説します。電飾やオーナメントの処分方法や、ごみ回収以外で手放す方法も詳しくご紹介するので、ぜひご覧ください。

プラスチック製クリスマスツリーの捨て方

プラスチック製のクリスマスツリーは、可燃ごみや不燃ごみとして扱われることが多いです。サイズによっては粗大ごみになるケースもありますが、ごみ袋に入らない場合は分解して入れることもできます。自治体のプラスチックごみの分別方法に従って処分しましょう。

ただし、プラスチック製のクリスマスツリーでも、幹の部分の芯にはスチールやアルミニウムなどの金属が使われています。そのため、自治体が不燃ごみと金属ごみを分けている場合は、ツリーの幹のみ金属ごみとして処分しなければなりません。

また、ごみ回収に出す際は、電飾や電源コード、オーナメントはすべて取り外しておく必要があります。電飾やオーナメント、または大型のクリスマスツリーの処分方法は後ほど詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

プラスチック製ツリーを分解するコツ

プラスチック製のクリスマスツリーが指定のごみ袋に入らない場合は、次のポイントを押さえて分解しましょう。軍手や保護メガネをつけ、できるだけ広いスペースで作業してください。

  • 細い枝葉はニッパーやワイヤーカッターで切る
  • 太い枝には大型のはさみや小型ののこぎりを使う
  • ビニールシートや新聞紙を敷いた上で作業する

クリスマスツリーの枝には、芯としてワイヤーや針金が使われている場合があります。金属製の芯ごと1度で切れるような道具を使うのがおすすめです。太い枝に使用するのこぎりは、包丁程度の大きさのハンドクラフト用で構いません。

事務用の一般的なはさみで分解するのは、できれば避けてください。うまく切れない場合が多いうえ、はさみの刃を傷めてしまいます。

劣化したプラスチック製の枝葉は、少しの刺激でパラパラ落ちてきます。作業後に集めようとしても、静電気でまとまりづらいです。ビニールシートや新聞紙を敷いた上で作業することで、片付けの手間を減らせます。

生木(本物の木)のクリスマスツリーの捨て方

本物の木でできたクリスマスツリーは、剪定した樹木の枝と同じように可燃ごみとして処分します。

こちらも可燃ごみの袋に入らない場合は、のこぎりなどで切断して小さくしてください。作業時は軍手をつけ、汚れても構わない服装で行いましょう。

可燃ごみとして処分可能な木の枝は、自治体ごとに長さなどの条件が定められている場合が多いです。自治体ごとの分別ルールの例と、クリスマスツリーの植木鉢と土の処分方法を解説します。

自治体ごとの分別ルール例

生木のクリスマスツリーを可燃ごみとして処分するには、自治体が定めた枝の長さ・直径の上限などのルールを守らなければなりません。お住まいの自治体はどのようなルールを定めているのか、事前に確認しておきましょう。

以下の表は、3つの自治体が剪定した枝の処分に定めているルールです。

自治体 可燃ごみとして処分可能なサイズ 注意点
神奈川県横浜市 長さ50cm未満 50cm以上のものは粗大ごみへ
埼玉県さいたま市 長さ90cm・太さ10cm未満 束にしたときに直径30cm未満にまとめる
また、1度につき3束まで
大阪府大阪市 長さ・太さともに30cm以内 少しずつ分けて処分を推奨

このほか、愛知県名古屋市では、剪定した枝を可燃ごみ・粗大ごみとして回収するだけでなく、事前申し込み制の草木類収集(戸別回収)も実施されています。

また、木材のリサイクル設備がある自治体では、生木のクリスマスツリーを資源ごみとして回収している可能性もあります。

例えば、千葉県千葉市では、月に2回剪定した枝の回収日を設けています。回収した木の枝はリサイクル施設で破砕・チップ化した後、発電所の燃料や農地の土壌改良・乾燥防止に再利用しています。お住まいの自治体がこのような取り組みを行っていないかどうか、チェックしてみるのもおすすめです。

【参考資料】
名古屋市で草木類収集を行います!
剪定枝等(木の枝・刈り草・葉)の再資源化事業|千葉市

植木鉢や土の捨て方は?

生木のクリスマスツリーを捨てる際は、ツリー本体だけでなく植木鉢や土の処分方法も考えなくてはなりません。

陶製の植木鉢は、食器などと同じように不燃ごみとして処分できます。ごみ回収の際に割れる恐れがあるため、新聞紙などに包んでごみ袋に「ワレモノ」「キケン」と明記しておきましょう。プラスチック製の場合は、自治体のプラスチックごみの分別ルールに従って処分してください。

鉢植えの土については、多くの自治体でごみ回収の対象外とされています。また、公園や河川敷・土手などにまくのもNGです。不法投棄として罰せられる恐れもあるため、自宅敷地外にまくのは止めましょう。

クリスマスツリーの土は、不用品回収用者に引き取ってもらうか、不要な土の回収を実施しているホームセンターや園芸用品店に持っていくのがおすすめです。ただし、大阪市や横浜市のように、少量ずつであれば可燃ごみや不燃ごみとして処分可能な自治体もあります。お住まいの自治体の分別ルールを確認してみてください。
【参考資料】
品目別収集区分一覧表(50音順)|大阪市
土・石はどうしたらよいか|横浜市

大きなクリスマスツリーは粗大ごみとして処分

素材に関わらず、可燃ごみや不燃ごみとして処分できない大型のクリスマスツリーは次の手順で粗大ごみとして処分しましょう。

  1. 自治体に粗大ごみ回収を申し込む(インターネット・電話など)
  2. 粗大ごみ処理券を買う
  3. 処理券に必要な項目を記入
  4. クリスマスツリーに処理券を貼る
  5. 指定の日時に回収場所に持っていく

先にお伝えしたように、大きなクリスマスツリーでも解体すれば可燃ごみや不燃ごみで捨てられます。しかし、大きすぎるツリーを解体するのは危険です。ツリーが倒れたり、枝の破片が刺さったりして怪我をする恐れがあります。

自分の背丈よりも高いツリーは無理に解体せず、粗大ごみとして処分してください。また、大人2人がかりでも持ち上げられないクリスマスツリーは、粗大ごみの回収申し込みの前に自治体の窓口に相談するようにしましょう。

粗大ごみとしてのクリスマスツリー処理費用

以下の表は、4つの自治体でクリスマスツリーを粗大ごみとして処分する際にかかる費用の例です。生木のツリーは、粗大ごみであっても枝や丸太として扱われる可能性があるため、お住まいの自治体の分別ルールを調べる際は注意してください。

自治体 プラスチック製のツリー 生木のツリー
東京都世田谷区 400円 10kg以下:400円
20kg以下:900円
30kg以下:1,300円
東京都杉並区 90cm未満:400円
それ以上:900円
直径10cm以下:400円
直径20cm以下:900円
直径30cm以下:1,300円
神奈川県川崎市 50~179cm:600円
それ以上:1,200円
プラ製と同じ
北海道札幌市 1m未満:200円
それ以上:500円
プラ製と同じ

より安く処分したい場合は、ごみ処理センターへ直接持ち込むのがおすすめです。収集してもらう場合よりも処理費用が安くなるケースがあります。

しかし、搬入には車が必要です。また、神奈川県川崎市のように粗大ごみの自己搬入を受け付けていない自治体もあります。まずは自治体のルールを確かめたうえで、事前に申し込んでから持ち込むようにしましょう。

【参考資料】
家庭ごみや粗大ごみを直接、処理施設へ持ち込むことはできますか。|川崎市

電飾やオーナメントの捨て方は?

先にも触れたように、クリスマスツリーを捨てる際は電飾やオーナメントなどはすべて取り外さなければなりません。

ここでは、取り外した電飾やオーナメントの捨て方を詳しく解説します。

電飾(イルミネーションライト)

クリスマスツリーの電飾は、基本的に不燃ごみとして処分できます。

ある程度まとめて束ね、指定のごみ袋に入れて捨ててください。乾電池を入れて使うタイプの場合は、電池が入っていないかどうか必ず確認しておきましょう。

また、電飾やイルミネーションライトは「小型家電リサイクル法」の対象製品として扱う自治体も多いです。そのため、市区町村の公共施設やスーパーマーケット、家電量販店などに設置されている「小型家電回収ボックス」に投入すれば、無料で処分できます。

小型家電として回収された製品は、国の認定事業者がきちんとリサイクルしてくれるため安心です。回収ボックスに入れる場合も、乾電池は事前に取り外しておいてください。

【参考資料】
小型家電リサイクル法とは|一般社団法人 小型家電リサイクル協会

オーナメント

一般的なオーナメントは、木材や布、プラスチック、金属、ガラス、陶器など、さまざまな素材でできています。自治体の分別ルールに従って、素材ごとに分けて捨てましょう。

例えば、先に挙げた素材は多くの自治体で次のように処分されています。

  • 木材・布:可燃ごみ
  • プラスチック:可燃ごみ or 不燃ごみ
  • 金属:不燃ごみ or 金属ごみ
  • ガラス・陶器:不燃ごみ

ガラスや陶器で作られたオーナメントは、クリスマスツリーの植木鉢と同じように新聞紙で包み、ごみ袋に「ワレモノ」と明記してごみ回収に出しましょう。

自治体のごみ回収以外の処分方法

「大型のクリスマスツリーを、ごみ回収に出すのは大変そう…」と心配な方も多いのではないでしょうか。また、まだ新しくて十分に使えるツリーをやむなく処分する場合は、ごみとして廃棄するのはもったないないですよね。

ここでは、自治体のごみ回収以外でクリスマスツリーを処分する方法を解説します。

① 不用品回収業者を利用

大きなサイズのクリスマスツリーや大量の電飾・オーナメントを処分したい場合は、不用品回収業者の利用もおすすめです。

不用品回収業者は、自宅まで不用品を引き取りに来てくれます。依頼者側はその場に立ち会うだけで不用品をまとめて引き取ってくれるため、大きなツリーを自分で解体・分別する必要もありません。クリスマスツリー以外の不用品がある場合にも便利です。

ただし、無料・格安での回収を謳う業者には注意が必要です。このような業者は、行政から「一般廃棄物処理業」の許可を受けていない可能性があります。

無許可の不用品回収業者とのトラブルは全国でも多発しています。回収費用が安すぎる業者はむやみに信用しないようにしてください。また、正式に回収を依頼する前に見積もりをとってもらうと、料金に納得したうえで引き取ってもらえます。

【参考資料】
廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!|環境省

② リサイクルショップやフリマアプリなどで売却

状態がよいクリスマスツリーは、リサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションで売却できる可能性があります。

リサイクルショップでは、クリスマスシーズン直前の10〜11月頃に買取強化キャンペーンを実施していることも多いです。この時期にクリスマスツリーや電飾などを持ち込むと、高価買取の可能性も上がります。また、限定品や人気のキャラクターもののオーナメントなどにも高値が付きやすいです。

リサイクルショップに売却する場合は、クリスマスツリーの買取実績がある店舗を選ぶようにしましょう。また、クリスマスツリーが入っていた箱や付属品、電飾・オーナメントなどもセットで持ち込むと、買取価格がアップしやすいです。できるだけ新品の状態に近づけたうえでチャレンジしてみてください。

フリマアプリやネットオークションでも、10~11月に出品するとすぐに買い手がつく可能性があります。自分で価格を設定できるうえ、出品までは自宅で完結する点も魅力です。

しかし、出品にはツリーの状態がわかる写真を撮影したり、説明書きを作成したりなどの手間もかかります。また、買い手がついた後は自分で梱包・発送をしなければなりません。卓上タイプや組み立て式など、コンパクトなツリーを手放したい場合に利用するとよいでしょう。

③ 譲渡・寄付

状態がよいクリスマスツリーやオーナメントは、施設や企業などへの寄付もおすすめです。

福祉事業所や幼稚園・保育園では、使わないクリスマスツリーの寄付を受け付けている場合があります。お住まいの自治体やその近辺にそのような団体・企業がないかどうか、新聞や地元の掲示板などで1度チェックしてみてください。

ただし、寄付を募集している団体であってもいきなり持ち込むのはNGです。情報を見つけたら、まずは電話で問い合わせるようにしましょう。

まとめ

クリスマスツリーは、プラスチック製であれば可燃ごみか不燃ごみ、生木であれば可燃ごみとして捨てられます。自治体が定めた「粗大ごみとして扱うサイズ」より小さく分解して指定のごみ袋に入れ、ごみ回収に出しましょう。

また、大型のツリーは素材に関わらず粗大ごみとして扱われます。小さく切断して可燃ごみや不燃ごみに出すこともできますが、自分の背丈より大きなツリーを解体するのは危険です。無理に小さくしようとせず、粗大ごみとして処分するようにしましょう。

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