家具の処分方法とは?フリマアプリ・ネットオークション・回収業者の活用

家具の処分方法について、メリットや注意点をまとめます。

多様化する家具の処分方法

従来、大型家具を処分したい場合、自治体が発行している粗大ごみ料金分の粗大ごみシールを購入して自治体のホームページから電子申請し、シールを貼った状態の粗大ごみを収集日に指定場所に出すことで回収してもらう方法や指定された収集所(クリーンセンターなど)へ自分で持ち込む方法がありました。

近年は、ネットオークションサイトやフリマアプリの登場で、不用品を個人間で売買したり、無料で譲渡できるサービスが活用され始めています。今回は、このような家具の処分方法についてまとめました。

インターネットオークション(ネットオークション)への出品

インターネットオークションとは、インターネットを介して商品をオークション(競売)することを言います。家具だけでなく、雑貨や日用品など様々な商品が取引されています。

基本的な流れとして、オークションサイトに、家具(商品)を売りたい「出品者」が以下の情報を掲載します。

  • 商品の名前
  • 商品に関する説明や保存状態
  • 商品の写真
  • オークションの開始金額
  • オークション終了日時
  • 支払い方法
  • 配送方法など

購入希望者が金額を入力し、さらに高額で購入したい希望者がいなければ購入できるという流れとなります。パソコンがなくても、スマートフォンから出品可能なアプリ(モバイルアプリケーション)もあります。

メリット
  • オークションのため、購入希望者が多数いる場合など高額で取引される可能性が高い
注意点
  • 商品の配送手続きや購入希望者から商品に関する質問対応など、迅速かつ丁寧な対応が求められる
  • オークションサイトで取引することで発生する手数料や配送料金も考慮した金額設定が必要

フリーマーケットアプリ(フリマアプリ)に出品

フリーマーケットアプリは、スマートフォン向けアプリ内でフリーマーケットのように個人間で商品を売買することができます。一般的な出品の流れは、上記のネットオークションと似ていますが、出品者が設定した金額でのみ売買される点がオークションとは異なります。

また、配送業者に頼らず個人間で直接商品を引き渡すことで配送料金の負担をなくし、無料で譲渡できるアプリもあります。

メリット
  • スマートフォン向けに特化したアプリで気軽に出品が可能
  • 出品者が価格を設定することで、購入希望者が現れれば他者と競り合うことなく、すぐに売買が成立
注意点
  • パソコンやスマートフォンどちらからでも出品が可能な場合と、スマートフォンでのみ出品可能なアプリがある
  • 商品の配送手続きや購入希望者から商品に関する質問対応など、迅速かつ丁寧な対応することが求められる
  • アプリ上で取引することで発生する手数料や配送料金を考慮した金額設定が必要

リサイクルショップへ持って行く

自分でリサイクルショップへ持ち込み買取をしてもらう場合、綺麗な商品の方が買取価格が高くなる可能性を踏まえ、なるべく汚れは落とした状態で持ち込みましょう。

メリット
  • 自分で商品を持ち込むことで当日中に売買が成立しやすい
注意点
  • 取扱商品が限られている場合や商品の状態によっては買取不可能な場合もある

家具店で新規購入して古い家具を引取ってもらう

インテリアや家具を取り扱う店舗で家具を購入することで、古い家具を引取ってもらうサービスがあります。株式会社ニトリでは、組み立て家具を除く家具を購入した場合、同数量または同容量の家具を1注文につき税別3000円での引取りを実施しています。

メリット
  • 新規家具の設置と同時に古い家具の処分ができる
注意点
  • 引取り条件や金額など企業により異なる

参照ニトリ公式通販ニトリネット ニトリネットのうれしいサービスご紹介

回収業者や引っ越し業者に買取・引取を依頼

家具・家電の買取や引取を行っている引っ越し業者も存在します。ヤマトホームコンビニエンスでは、冷蔵庫や洗濯機など家電類は製造より6年以内、家具類は購入より6年以内という条件で廃棄料金や廃棄手続き不要という買取サービスがあります。アップル引越センターでは、有料の場合もありますが何でも回収可能です。

メリット
  • 業者が直接、査定や引取に来てくれる
注意点
  • 業者によって取扱商品や金額が異なる

参照ヤマトホームコンビニエンス 不用品買取サービス内容
参照アップル引越センター 不用品買取&引取

「無許可」の不用品回収業者に注意!

ネット広告、チラシ配布、空き地での回収、大音量のアナウンスを流して道路を走行する回収業者など、中には廃棄物処分無許可の回収業者も存在します。無許可の業者に渡すことで、高額な処分料金を請求されたり、不法投棄や不適正処理、不適正管理による火災の発生などの事例につながる恐れがあり、注意が必要です。

参照環境省 Q&A

まとめ

古びた家具であっても一部のマニア間で高額で取引されることを踏まえ、多くの人の目にとまるフリマアプリなどネット上での市場価値を探ってみるだけでも不要な廃棄処分をせずに済む場合でもあります。自治体によっては、まだ使用できる家具や衣服・雑貨などを市区町村の役所を通して譲渡する掲示板を設けているところもあります。

また、「家電4品目」(家庭用機器のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)は、家電リサイクル法によって適切な処分が必要となります。引っ越しや模様替えなどで家具・家電の廃棄物が出た際は、今回の家具処分方法に加えて、家電処分方法についても確認してみましょう。

過去の「家電4品目の処分方法」に関するコラム

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