一般ごみとして回収されない場合が多い、ガーデニングや家庭菜園での使用済みの土の処分方法、リサイクル方法を紹介します。
目次
土の処分方法
ガーデニングや家庭菜園で使い終わった土の処分方法を紹介します。
化学物質を含む肥料を使った土を公園、山や川などの自然に捨ててしまうと自然破壊につながってしまいます。
また、不法投棄で罰金の対象となってしまう可能性もあります。
自治体による回収
多くの自治体では、土・砂・石を一般ごみとして出すことはできません。
園芸やペットの世話などで使用した土・砂や石、ブロックなどのコンクリート、レンガは、廃棄物ではないため、区では収集できません。
専門業者などにご依頼ください。
土・砂・石は、市では適正な処理ができませんので、協力店や購入店に引き取りを依頼・相談するなど、適正に処理してください。
一方、土などをごみの回収として認めている自治体もあります。
土(鉢植えなどの少量のもの):普通ごみ
ごみに混ぜて少量ずつお出しください。
土・石の回収について、
一度に多量にならないよう少量ずつ、週2回の「燃えないごみ」の収集日に、半透明の袋に入れて出してください。
なお、事業所から出るものは、家庭ごみの集積場所に出すことはできません。
店舗での引き取り
ホームセンターを含む家庭向け園芸用土を販売している店舗では、土の回収や引き取りサービスを行っているところがあります。
無料で回収・引き取りサービスを行っている店舗、購入した商品と同等の不用品を引き取るサービスを行っている店舗など様々ありますが、すべてのお店で行っているわけではないため、事前に確認をする必要があります。
不用品回収業者に依頼
有料にはなりますが、土の引き取りをしている不用品回収業者に依頼して回収してもらうことも可能です。
プランターなど土以外のものも回収してほしい時や量が多い場合や運搬が難しい場合など、自宅まで引き取りに来てくれるので、手間がかからないのが特徴です。
土のリサイクル方法
一度使い終わった土は再利用することも可能です。
ただし、雑菌や虫などがついているので、そのままでは新しい植物を植えるのには適していません。
参照千葉市「鉢・プランターの土の再利用」
土の再生方法を紹介します。
1.使用済みの土の不純物を取り除く
新聞紙やビニールシートの上に、使用済みの土を広げ、古い根・石・ゴミを取り除きます。
2.水を混ぜる
不純物を取り除いた土を黒または色のついたビニール袋にいれ、土を握ると塊ができるくらいに水を混ぜます。
3.日光で消毒する
ビニール袋の空気を抜き口をしめて、日光のあたる場所に2週間ほど天日干しして、殺菌消毒をします。
4.有機物を入れる
市販の培養土を3~4の割合で混ぜるとプランターの土が再生します。
腐葉土と小粒の赤玉土を4対6の割合で混ぜると培養土の代わりになります。
まとめ
枝や草は燃えるごみとして収集している自治体は多くありますが、土・砂・石は収集できない自治体が多くあります。
最近は軽くて捨てられる土なども売られていますが、土の処分については自治体の規定に従っておこないましょう。
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