福島地方検察庁は2024年12月26日、廃棄物処理法違反の罪で福島市の復興牧場「フェリスラテ」とその元社長(50代男性)、元役員(40代男性)の2人を在宅起訴しました。
起訴状によれば、元社長と元役員の2人は2020年1月2日~2024年6月頃まで、子牛の死骸約1.44トンを「フェリスラテ」の敷地内に埋め、不法投棄したとされています。不法投棄は長期にわたり行われていましたが2023年7月、福島県警が家宅捜索に踏み切り、土中から牛の骨が見つかるなどしていました。
「フェリスラテ」は東京電力福島第一原発事故の影響で避難した酪農家たちの事業再開を目的として設立した共同牧場です。国や県が補助金を支給し設立を支援したもので、総工費約15億円をかけて建設されました。