岡山県警はこのほど、建築廃材合計約150トンを不法投棄した疑いで、岡山県備前市の金属回収業「株式会社たけうち」の役員ら親子3人を逮捕しました。
情報によると逮捕された役員らは2021年5月19日、家屋の解体工事で生じた木くずなどの廃棄物を備前市八木山に持ち込み、不法に投棄した疑いがあるとのこと。廃棄量は約150.4トンに及んでおり、県内最大級の不法投棄になると見られています。
県警は動機などを解明するため、捜査を進めています。ただし、記事発表時点で容疑者らの諾否は明らかにしていません。
過去にも廃棄物処理法違反で逮捕
今回逮捕された役員らは、過去にも廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されています。
岡山県によると、たけうち社は過去にも廃プラスチックなど約1,200㎥を敷地内に放置したまま、県の撤去命令に対応しませんでした。また、産業廃棄物約10.4トンを不法投棄し、警察に逮捕された過去もあります。
繰り返される不法投棄に、近隣の住民らは不安の声をあげています。