廃石綿など780キロを敷地内に投棄、新潟県が指名停止措置

画像:新潟県より引用

新潟県は2021年5月26日、廃棄物処理法に違反したとして、燕市の株式会社丸い組を2021年5月26日~2021年6月25日にかけて指名停止措置に、2021年6月10日~2020年6月16日にかけて営業停止処分を下しました。

新潟県によると、丸い組社は2020年2月27日ごろより、ガラス片やコンクリート片などのゴミを自社敷地内に埋めていました。

しかし、埋没したゴミには特別な処理方法が求められる廃石綿(アスベスト)約780キロが含まれていたものの、同社は必要な処理を実施していなかったとのこと。このため、同社は廃棄物処理法違反として、起訴されていました。

法人に罰金300万円、役員らには執行猶予付き判決

新潟地方裁判所三条支部は2021年1月21日、丸い組社の不法投棄を巡る事件について、社に対して罰金300万円を命じたほか、同社役員に対して懲役1年6か月(執行猶予3年)・罰金150万円の判決を下しています。

また、訴訟は既に終結しており、刑も確定している状態です。今回の新潟県の処分は、これらの事実を踏まえた上の決定となります。

参照(株)丸い組への指名停止措置について

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