沖縄県警捜査2課は2020年12月3日、本部町今帰仁村清掃施設組合が発注した2019年度の一般廃棄物最終処分場・し尿処理施設運転維持管理委託業務において、特定の企業に対して予定価格に近い金額を流出させた疑いで、官製談合防止法違反・公契約関係競売入札妨害容疑で本部町の同組合事務局長および受注した会社役員を逮捕したと明らかにしました。
情報によると、同組合の事務局長は2019年2月~3月にかけて、予定金額に近い情報を同企業の役員に流出し、落札を誘導した疑いが持たれています。また、発注仕様書においても同社に有利な形式となるよう改定した可能性があるとのことです。
容疑者らの諾否は明らかにされず
県警捜査2課は逮捕した2人について、交友関係を洗い出すとしています。また、逮捕された役員側から事務局長に向け、何らかのリベートがなかったかを含め捜査を進めるとのこと。
ただし、同課は記事発表時点で、容疑者の諾否を明らかにしていません。捜査への影響などを考慮し、発表を控えているものと見られます。