市民の目で不法投棄など抑制、大阪市で通報システム「おしえ太郎」発表

画像:おしえ太郎(道路や公園等の不具合箇所・画像送信フォーム)/大阪市より

大阪市は2020年4月17日、市の環境維持を目的とした住民によるチェックツール「おしえ太郎」を公開しました。

おしえ太郎は、道路や信号などの破損に加えて、不法投棄やゴミの散乱など、行政の人手だけではチェックが及びにくい領域への通報を目的としたもので、スマートフォンのGPSやカメラ機能を使用することで、行政への手軽な通報を可能したツールです。

詳しい場所や状況を説明する必要があった従来の通報システムと比べて、ユーザー側の負担が大幅に削減されることから、不法投棄などの違法行為についても、抑制効果が期待されています。

不法投棄「住民の目」による抑止の動き

近年、不法投棄や生活インフラなどへの破損対応に、住民の目を利用する自治体が増えています。

今回、大阪市が発表した「おしえ太郎」のような住民によるチェックツールは、千葉市や和歌山県でもすでに導入されています。

テクノロジーの進化も目覚ましく、いずれの通報システムもGPSやカメラ機能を駆使し、通報側の負担を大幅に簡素化していることから、今後、他の地域にも多くの普及が期待されています。

参照おしえ太郎(道路や公園等の不具合箇所・画像送信フォーム)/大阪市

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