宮城県警は2020年2月27日、無許可で産業廃棄物の廃油を収集・運搬した疑いで同県石巻市の石油製品販売会社「カガク興商」を家宅捜索したと明らかにしました。
産業廃棄物の運搬は許可が必要で、無許可での運搬業務は廃棄物処理法に抵触します。情報によると、カガク興商は2011年9月16日までは産廃運搬業務の許可を受けていましたが、2016年9月に失効。ところが同社は許可失効後も運搬業務を継続しており、取引先などから廃油3万トンを回収していた疑いがもたれています。
許可書偽造の可能性も
県警はカガク興商に家宅捜索を実施し、関連する書類などを押収し、容疑の裏付けを進める方針を示しています。
また、県警は同社が運搬許可証を偽装していた可能性もあるとみており、合わせて捜索を進める方針。余罪を含め、今後の捜索で明らかになるものと見られます。