青森県の水産業者ら悪臭放つウロなど4トン不法投棄

青森県五所川原市の畑にホタテのウロなど約4トンを不法投棄した疑いで、青森市の水産加工会社や水産仲卸会社、運送会社の社員が逮捕されました。

産業廃棄物の収集運搬は法的な許可が必要です。ところが、逮捕された水産会社の社員らは、相手先の運送会社が産業廃棄物収取運搬の許可を得ていない業者であることを知りつつ、自社が排出したホタテのウロ4トンの運搬を依頼したとのこと。

依頼を受けた運送会社は無許可業者であるため、当然適法に処分するはずがありません。五所川原市持子沢の元リンゴ畑に不法投棄したため、現場はウロ(中腸線)が放つ悪臭に覆われる事態が発生しました。

一部容疑を否認

本事件への関与が疑われているのは、青森の水産加工会社の50代役員および40代社員、水産仲卸業を営む40代、運送会社の60代役員の合計4名です。

情報によると加工会社の2名は水産仲卸業と運送会社の2名にウロの処分を委託しており、両名はこれを受託した疑いがあるとのこと。加工会社の2名は無資格者であることを知りながら依頼したことを認めており、また運送会社の役員も不法投棄を認めていますが、水産仲卸業を営む人物は不法投棄を否認しています。

このため、警察は今後さらに追及を強める方針です。余罪の有無も含めて捜査を進めるものと見られます。

参照ホタテ残さ不法投棄 周辺に悪臭/五所川原

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