警視庁西新井署は2019年4月9日、東京都足立区内の私有地に人骨を放置したことにより、廃棄物処理法違反の疑いで人体標本製作会社の社長を書類送検したと明らかにしました。
当局の調べによると、敷地内から約500体の人骨を発見。送検された社長は捜査に対して、「(製作のために)インドから輸入した」と供述しています。
廃棄か保管か
今回の事案では、検察と社長の間で、人骨の保管に関する認識が割れています。
社長は人骨の所有自体は認めていますが、「捨てた(投棄した)認識はない」と供述。検察の書類送検措置に対して、「保管中で、放置しただけ」との認識を示し、敷地内での保管に留ると主張しています。