
画像:dezeenより引用
イギリスの大学研究チームとイタリアのデザイナ-が、リサイクルプラスチックをアイスクリームの原料に転化する試みを発表しました。
実験を行ったのはイタリア出身のデザイナーであるエレオノーラ・オルトラーニ(Eleonora Ortolani)氏です。説明によると、エレオノーラ氏はイギリスの研究チームと共同で、プラスチックに含まれる原料の自然由来の分解方法に注目。バクテリアや酵素で分解を試みたところ、アイスクリームなど洋菓子の香料として欠かせないバニラエッセンスの生成に成功しました。
公表時点で安全性の検査が完了しておらず、販売の予定はありません。しかし、プラスチックから食品を生成する試みは世界で例がなく、初の成果になるとのこと。廃プラスチックは世界中で環境問題を引き起こしている廃棄物、チームは研究を続け、活用を検討するとしています。なお、エレオノーラ氏の作品は「Guilty Flavors」と名づけられロンドンの大学、セントラル・セント・マーチンズに展示されています。