熱海市土石流地点から100mの距離に400トンあまりの解体廃棄物

2021年7月に熱海市で発生した土石流問題について、災害発生の盛り土地点からおよそ100mほど離れた場所に約400トンの産業廃棄物を持ちこまれていたと明らかになりました。

情報によると、持ち込まれた廃棄物は家屋の解体工事などで排出されたガレキなどで、持ち込んだのは盛り土を造成した神奈川県小田原市の不動産業者と見られています。

県によると、県は投棄発覚時に撤去を求めたものの不動産業者は応じず放置状態が継続しているとのこと。このため、10年前に同地を買い取った現在の所有者に撤去を求めているとのことです。

指導継続も予算の都合で進まず

県は同地の現在の所有者に廃棄物の撤去を求め続けているものの、所有者は廃棄物の撤去に着手していません。

情報によると、県は2021年7月にも撤去を指導したものの、所有者側は産業廃棄物の撤去には人手や費用がかかるため、撤去が進まないとしているとのこと。また、熱海市の土石流では多数の死者が出ましたが、同地の産業廃棄物問題は関係がないことだと認識しているとのことです。

参照土石流の起点から100mの場所に産業廃棄物400t余が放置

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