福島県や福島森林管理署白川支所は2021年3月17日、同県西郷村のスキー場跡地に大量の不法投棄が確認されたと明らかにしました。
不法投棄を発見したのは近くを訪れた登山客です。2020年8月頃にスキー場内の近くを訪れた際、跡地内に廃棄物を発見したため、西郷村を通じて通報したとのこと。
同跡地をめぐっては、他にも同様の不法投棄が相次いで見つかっている状況です。このため、福島県や福島森林管理署はバリケードやセンサーカメラを設置するなどして2020年10月から監視体制を取ってきましたが、2020年11月頃まで不法投棄が続いているとしています。
産廃業者関与の可能性も
情報によると、今回不法投棄された廃棄物は細かく破砕されたコンクリート片などの建築廃材です。
廃棄物は跡地内に合計11か所ほど確認されており、その高さは数メートルに及ぶほど積み上げられているとのこと。跡地周辺ではダンプカーが行き来しているとの情報もあり、事業者の関与が疑われる状況です。
なお、福島森林管理署白河支署は今後、パトロールを強化するほか、警察との連携も進め、対処する方針を示しています。