山形県鶴岡市は2020年9月15日までに、市の下水処理施設である鶴岡浄化センターの処理場に、1㎤程度のスポンジ片が大量に流入する事象が確認されたと明らかにしました。
鶴岡市によると、事象は2020年8月14日に発見されたものであるが、遡って調査したところ、既に運搬を終え堆肥化施設に移送した土からも同様のスポンジが見つかったとのこと。
これまでの投棄されたスポンジ片は、約4トントラック3台分に及んでいるため、市では何らかの業者が不法投棄した可能性があると見て、鶴岡警察署と捜査を進める姿勢を示しています。
約150万円の焼却費
鶴岡市は不法投棄されたスポンジ片の処分について、頭を悩ませている状態です。
スポンジ片に含まれている泥や土のなかには、本来堆肥化できるものも含まれていますが、スポンジ片の中に混入した状態では処理することができません。このため、鶴岡市では本来搬送が予定されていた民間コンポスト化処分施設への搬出を急遽変更。焼却処分施設への搬出を決定しました。処分費用は約150万円程度と見られています。