
埼玉県警はこのほど、川口市の解体業者「ウルジャポン」のトルコ人代表者を廃棄物処理法違反の疑いで逮捕したほか、同社を入管難民法違反の疑いで書類送検する方針を明らかにしました。
県警によると、ウルジャポン社は国内の企業から解体工事の依頼などを受けて営業活動を進めていました。ところが2020年4月頃、川口市内の空き地に畳を大量に不法投棄した疑いが発生。県警が不法投棄に関連して捜査を進める上で、同社が不法投棄だけでなく、不法就労に関与していた可能性も浮上したというものです。
就労資格のない従業員を雇用か
県警国際捜査課などが調査したところ、ウルジャポン社は就労資格がないトルコ国籍の人材を雇用し、県内の現場で働かせるなどしていた疑いが持たれています。
捜査線上に浮上したのは、同社に所属する3名のトルコ人で、永住権をもつ代表者とは異なり、いずれも就労資格を有していなかったとのことです。
このため、県警は同社を入管難民法違反などの疑いで、さいたま地検に書類送検する方針を示しています。