カセットコンロ・ボンベの処分方法は?未使用カセットボンベの取り扱いも解説!

冬に大活躍の家庭用カセットコンロやカセットボンベの処分方法、未使用・使用期限切れのカセットボンベの取り扱い方法を解説します。

カセットコンロの処分方法

カセットコンロは、自治体によって処分方法が異なっています。

【カセットコンロの処分例】

宮城県仙台市 一番長い部分の長さが30cm以下:カセットボンベを外して「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池類」の指定日に黄色の回収容器に入れる
30cmを超えるもの:粗大ごみ
東京都大田区 粗大ごみ(300円)
京都府京都市 小型金属類
大阪府大阪市 粗大ごみ(400円)
福岡県福岡市 燃えないごみ

一般社団法人日本ガス石油機器工業会では、カセットコンロ内のガス漏れを防ぐためのゴムが年月の経過によって劣化するため、「製造後、約10年以上が経過したものは買い替えの検討」を推奨しています。
参照一般社団法人日本ガス石油機器工業会「カセットこんろとカセットボンベは経年劣化 します。」

使い切ったカセットボンベの処分方法

カセットボンベは、必ず使い切ってゴミ出しする必要があります。
使い切ったカセットボンベは、多くの自治体で「燃えないごみ」や「資源ごみ」として回収されます。

【使い切ったカセットボンベの処分例】

宮城県仙台市 中身を使い切って「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池類」の指定日に黄色の回収容器に入れる
東京都大田区 「資源」
使い切って、中身の見れる別袋に入れる
京都府京都市 「小型金属類」
中のガスを完全に使い切ってから、穴をあけずに、小型金属類と一緒にゴミ袋に入れる
大阪府大阪市 「資源ごみ(スプレー缶・カセットボンベ類)」
中身を必ず使い切って、穴をあけずに中身の見える透明または半透明の袋に入れて、空き缶・空きびん・ペットボトル・金属製の生活用品とは別の袋に入れる
福岡県福岡市 「燃えないごみ」
中身を使い切る。ガス抜き後の穴あけは不要。

最近では、穴をあけずに処分をするよう促している自治体が多くなっています。

未使用・使用期限切れカセットボンベの取り扱い方法

未使用のカセットボンベの保管方法

未使用のカセットボンベは、火気・直射日光を避け、40℃以下の湿気の少ない場所にキャップをして保管します。

カセットボンベの使用期限の目安は、製造会社で以下のように設定されています。

カセットボンベの使用期限の目安は、製造から約7年です。

参照Iwatani「カセットこんろの使用期限・カセットボンベの使用期限と処理方法について」

劣化したカセットボンベの取り扱い方法

カセットボンベは保存状態が悪いと劣化しやすくなります。

  • カセットボンベに変形やゆがみが生じているもの
  • ボンベの先端部分や缶全体にサビが出ているもの
  • 缶を振ると異音や異臭がするもの

といったカセットボンベは、製造から7年以内であっても使用を中止してください。

劣化したカセットボンベの処分方法

ガスが残ったまま廃棄してしまうと、ゴミ収集車やごみ処理場で事故が発生する危険があります。

そのため、使用期限が切れてしまった、劣化しているカセットボンベであっても、ガスを抜いてから廃棄が必要です。

屋外の風通しの良い場所や周囲に火の気がない場所でガス抜きを行いましょう。

さいたま市では中身が残ってしまったカセットボンベの回収も受け入れています。

使い切れず、どうしても中身が残ってしまう場合には「中身あり」と書いた貼り紙をつけてください。
また、中身がないものとは別の透明な袋に種類ごとに入れて出してください。
※スプレー缶の穴あけに伴う火災が発生しています。スプレー缶の火災に注意!!も併せてご確認ください。
参照さいたま市「有害危険ごみの出し方」

正しい廃棄方法は、お住いの自治体の処分方法に従ってください。

まとめ

カセットコンロ・カセットボンベの処分方法、未使用・使用期限切れのカセットボンベの取り扱い方法についてまとめました。

災害に備えて、カセットコンロやガスボンベを備蓄することも増えています。
使用期限をこまめに確認するようにしましょう。

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