海上保安庁の門司海上保安部はこのほど、不動産の売却情報などが記載された広告紙約900キロを関門海峡に不法投棄した疑いで70代の男性を逮捕し、福岡地検小倉支部に送検しました。
事件は2023年4月、第三者からの情報提供により発覚しました。保安部が調査したところ、現場となったJR小倉駅付近にある紫川泊地の海底から、1束1,000枚もの広告紙が合計177束見つかりました。
投棄に関与した疑いが持たれているのは、小倉北区に住む70代の男性です。男性はポスティングを生業としていましたが、投函しきれず、2023年10月までに請け負った広告紙約900キロ・約17万枚もの広告紙を海上に捨てていた可能性があるとのこと。
これほど大量の紙が不法投棄される事件は異例で、海上保安庁は余罪も含め引き続き調査するとしています。なお、容疑者の諾否は明らかにされていません。