六本木で推定32トンの産廃を地中に埋める、社長ら5名逮捕

警視庁は2022年7月1日、東京六本木の工事現場に推定総量約32トンにおよぶ産業廃棄物を不法に投棄した疑いで、沖縄県那覇市の解体工事業者・株式会社壱解の社長ら5名を逮捕し、同社を書類送検したと明かしました。

情報によると、逮捕された社長らは新宿区内の住宅解体工事により出たガレキなどを、六本木の雑居ビル解体現場に持ち込み、地中に埋めた疑いが持たれています。警察が六本木の現場を掘り返したところ、地中からガレキ類が見つかっていますが、これを照合したところ、新宿区で排出されたガレキ類と一致したとのこと。

警察が確認している廃棄物は約1トンほどの規模です。しかし、新宿区の住宅解体現場からは2トントラックが16回にわけガレキ類を搬送していることから、地中には推定32トンの産業廃棄物が埋められていると見られています。

処分費用惜しさの犯行か

公表時点で壱解社の犯行は処分費用を惜しんでのものと見られています。

産業廃棄物の輸送や処分には許可が必要ですが、情報によると、壱解社はどちらも得ていませんでした。

逮捕された壱解社の社長ら4人は公表時点で容疑を否認していますが、1人は容疑を認めているとのこと。今後の捜査により詳しい経緯が明らかになるものと見られます。

参照六本木交差点そば、大量のがれき投棄容疑 解体会社社長ら5人逮捕

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