50年以上前の不法投棄が富山県氷見市の運動公園で見つかりました。
現場となったのは氷見市大浦新町にある氷見運動公園野球場の建設現場です。同地では市議会の可決を受け管理棟の着工が始まっていましたが、基礎を作る前に確認のため試掘を行ったところ、いずれも表土より約50cmほどの地中から、厚さ約60cmほどの不燃ゴミ(ビン、カン、トタン、鍋、靴、傘など)が見つかりました。
氷見市によると、管理棟の建築面積は約530㎡で試掘は3箇所にわたり行われ、いずれの現場でもゴミが見つかっています。周辺では2019年~2020年にかけて野球場の再整備旧管理棟の撤去工事が行われていますが、両工事ではゴミは見つかっていません。
同地の運動公園は1970年に建設されたものですが、以前は沼地や水田でした。公表時点で、ゴミは建設以前に捨てられた50年前以上のものと見られています。
なお、氷見市は不法投棄された廃棄物を撤去したのち、管理棟工事を再開する方針です。
ただし、地中埋没物の発見に伴い、環境基準を満たしているか調査を実施するとのこと。結果は2週間ほどで明らかになる見通しで、問題がなければ2023年3月に完成予定となります。