和歌山県職員が消毒液を不法投棄、別の職員の通報で発覚

和歌山県はこのほど、県の畜産試験場に所属する職員3名が有害性を含む消毒液「クレゾールせっけん液」約60リットルを敷地内に不法に投棄したと明らかにしました。

情報によると、投棄現場となった畜産試験場は改修工事が決定しており、せっけん液は不用品の整理を行っていた際に見つかったもの。試験場で使用していたものと見られていますが、製造年月日や保管日時などは明らかになっていないとのこと。

液は魚類などに強い毒性を示すため本来は業者などに委託して処理するよう求められていました。しかし、職員らは委託手続きを経ず、2021年12月2日、空地に投棄していました。

処理を急ぎ不法投棄か

畜産試験場職員らの不法投棄は、敷地内で大量の空いた容器を発見した別の職員が、2021年12月6日に畜産課に通報したことにより発覚しています。

県が発覚後、畜産試験場の職員らに聞き取り調査を実施したところ、職員らは「処理を先送りにしたくなかった」などと話しているとのこと。なお、記事発表時点で投棄された消毒液による環境被害は確認されていません。

参照県職員、畜産試験場内に消毒液60リットルを不法に投棄 和歌山

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