
株式会社ファンファーレは2022年4月4日、同社が産業廃棄物関連事業社向けに提供している人工知能による配車サービス「配車頭」を改良し、処分場に設置したコンテナをシステム管理できる機能「未返却の荷姿管理」を追加したと明らかにしました。
説明によれば、廃棄物処理事業者のなかには従来、設置した処理用コンテナの管理漏れが生じた結果、設置場所や数量を正確に特定できないトラブルが起きていたとのこと。なかには管理から漏れたコンテナが不法投棄されたり、利用されてしまうケースが起きており、企業の信用問題として悩みの種になっていました。
費用や手間をかけずに不法投棄を防止できる
そこで同社は、配車係にコンテナの管理機能を追加することで、従来より正確かつ効率的な管理体制の構築に成功したとしています。
同社によれば、追加機能は運搬車両の配車実績を元にコンテナ数を自動計算するもので、コンテナの効率的な回収方法を提案するほか、未回収のコンテナの数量や場所を算出し、適切に管理することが可能とのこと。業界では従来、未回収コンテナの状況把握のために高額なGPS機能を搭載したり、逐一手入力で管理するなどしていたため、新機能追加により費用や手間をかけず、コンテナの不法投棄を防止することが可能になったとしています。