徳島県、今後20年で東部処分場の受け入れ容量が限界と試算

徳島県は2022年1月、県東部の廃棄物処分場である松茂町の徳島東部処分場の受け入れ容量が、今後あと20年程度だとする試算結果を公表しました。

徳島東部処分場はおよそ144万立方メートルと膨大な容積を誇っていますが、県の担当者が2021年度の持ち込み量から受け入れ可能な容量を試算したところ、このような結果が判明したとのこと。なお、廃棄物については容積50万立方メートルほどあり20年程度の余裕があるものの、残土については約22万立方メートル程度しかなく約10年で限界に達するとの結果が出ています。

東部処分場では徳島市だけでなく、鳴門市など近隣自治体の一般廃棄物や産業廃棄物、公共工事の残土などを受け入れてきたため、満了後の代替策などが求められます。

リサイクルなどで対応を

東部処分場の残容積について、徳島県側はリサイクルによる延長も検討する方針です。

処分場に投棄されるゴミのなかには、廃プラスチックなど再生可能な投棄物も多くあります。このため、該当廃棄物の再利用やリサイクルを促し投棄量を抑える計画も立てているとのこと。

また、公共事業により発生する残土についても、処分場の分散などで負担を軽減する計画を立て、満了に至るまでの年数を引き延ばすとしています。

参照徳島東部処分場 ごみの受け入れは今後約20年との試算

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