青森地方裁判所は2021年12月24日、ガレキ類約21トンを不法投棄したとして、中泊町の青山建材および町議会議員に対し、それぞれ罰金200万円、懲役2年(執行猶予4年)の判決を下しました。
判決によると、被告の町議会議員は青山建材の代表取締役で、2019年6月5日~2021年5月17日にかけて解体工事により排出されたガレキ類約21トンなどを青森県五所川原市の原野に不法に投棄したとのこと。
地裁は犯行について、被告は長期間にわたって不法投棄を繰り返したばかりか、動機も分別が面倒だという安易な理由で悪質、と指摘しています。
辞職勧告も議員辞職はせず
被告となった青山建材の代表取締役は、青森県中泊町の町議会議員です。このため、中泊町議会は被告について議員辞職勧告決議案を可決しています。
ただし、被告は弁護士を通じて、議員辞職はしない意向を示しています。議員は「政治責任は町民の負託に応えることによって果たす」としているとのことです。