新潟県初の産業廃棄物発電施設を稼働開始|青木環境事業株式会社

画像:青木環境事業株式会社より

新潟経済新聞はこのほど、新潟県新潟市の産業廃棄物業者「青木環境事業株式会社」が2020年5月20日に、県内初となる産業廃棄物発電施設の稼働を開始したと明らかにしました。

産業廃棄物発電施設は、ゴミの焼却時に発生する熱エネルギーを利用してタービンを稼働し、電気に変換することで処理施設の電力として活用する仕組みです。経済的・環境的観点から、環境省などから導入が推進されており、同事業者では自社導入した水素電池式のフォークリフトの専用ステーションと併用し、余剰電力が生じた際は水素を製造、フォークリフトの電源への転用する計画なども明かしました。

CO2を年間約3,500万トン削減、発電量は年間約600万kWh

情報によれば、同社は施設稼働により、従来と比べCO2を年間約3,500万トン削減するほか、年間約600万kWhもの発電量が得られるとしています。

完成した施設の処理能力は93.6t/日で、PCBや水銀、シアン化合物を除くすべての産廃廃棄物の処理対応が可能とのこと。発電量は施設内の設備がフル稼働しているときに必要とする電力と同程度のため、将来的には余剰電力が発生した際、売電なども検討していくと位置付けています。

なお、同事業は環境省の「低炭素型廃棄物処理支援事業」の採択されています。

参照青木環境事業(新潟市)が新潟県初の産業廃棄物発電施設を完成/にいがた経済新聞

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