
宮城県警生活環境課と管轄の古川、遠田両署は2020年12月16日、養鶏事業で排出された鶏ふんや焼却灰などおよそ240トンを不法投棄した疑いで、同市で養鶏事業を営んでいた70代男性と60代男性および60代男性が経営する養鶏会社を産業廃棄物処理法違反容疑として書類送検しました。
情報によると、70代の男性は2017年5月20日~2020年7月13日にかけて、鶏のふん約660トンを原野に穴を掘って埋めたり、野積みにするなどして適切な処理を怠った疑い。60代の男性や経営会社についても、所有する原野に鶏のふんや焼却灰約240トンを同様の処理をしていた疑いが持たれています。
なお、いずれの男性も警察の捜査に対して、容疑を認めているとのこと。「堆肥化に労力がかかり面倒になった(60代男性)」、「捨てた方が楽だった(70代男性)」などと供述しているとのことです。
ほかにも不当投棄の可能性
捜査当局は男性らに対して、今回挙がった不法投棄以外にも、違法な投棄を繰り返していた可能性があると見ています。
関係者によると、男性らは10年以上前から廃棄を繰り返していた可能性があり、総量として2,000トン以上になる可能性もあるとのこと。
ただし、今回は容疑が固まったものについて立件したとしています。