京都市はこのほど、同市伏見区の干拓地における排水路に、自動車の廃タイヤ数百本が、100本~200本単位で立て続けに不法投棄されていると明らかにしました。
市が公開した情報によると、不法投棄が発生したのは2020年10月下旬のことです。人通りも少なく閑散としていた干拓地に、一夜にして200本単位の廃タイヤが投棄されたたため、管理団体が自費で撤去したとのこと。ところが、撤去翌日になると再び200本ほどの廃タイヤが投棄される事態が発生。このため、管理団体は所轄警察署に通報し、対応を進めているとしています。
今後は防犯カメラの設置を検討
タイヤの不法投棄を発見したのは、市が指定する管理団体の職員です。担当者によると、付近には以前から家電製品などの不法投棄が続いているものの、これだけの規模の不法投棄が発生するケースはないとのこと。また、今回の不法投棄は撤去翌日に再度発生するなど悪質で、規模も非常に大きいため「処分費用を惜しんだ産廃業者」が関与している可能性が指摘されています。
このため、行政側は今後、該当エリアに防犯カメラを設置するなど対策を検討。行政と管理団体組合員による見回りも強化し、再発防止に努める考えを明らかにしました。