画像:産業廃棄物処理施設設置者の行政処分について/秋田市より
秋田市は2020年2月6日、同市外旭川字三千刈に位置する産業廃棄物処理業者「株式会社東三商」の産業廃棄遺物処理施設設置許可の取り消しを発表しました。
秋田市によると、同社は2018年8月~2019年9月5日にかけて、石膏ボード約37トンおよび汚泥約299トンを自社所有の敷地内に埋めた疑いがあるとのこと。同社は産業廃棄物処理業者としての許可を得ていましたが、問題の敷地は処理施設の設置許可を受けておらず、不法投棄に該当すると判断が下されました。
立ち入り検査で発覚
秋田市の廃棄物対策課によると、不法投棄を原因とする産廃処理施設の設置許可が取り消しは市内に前例がなく、今回が初の事例です。同課によると、問題の廃棄物は市内の解体工事現場などで発生したもので、不法投棄は立ち入り検査により発覚しています。
なお、東三商は2019年11月、許可を得た自社の処理施設や秋田県環境保全センターにてゴミを処分。現在は全量の処分が完了したとしています。