千葉県警本部は2022年2月2日、千葉県千葉市にある出雲大社分祀の敷地内にコンクリート片など約16トンを不法投棄した疑いで、千葉市中央区の建設会社元社長の50代男性他5名を逮捕しました。
情報によると、逮捕された元社長らは投棄現場である「出雲大社千葉総国講社」の新築工事を請け負っていました。ところが施工完了後、神社から「神殿の床が傾いている」と相談があったことにから不法投棄が発覚。
相談を受けた警察が神社の一部敷地を掘り起こしたところ、地中にコンクリート片などが見つかったため、元社長らの関与の疑惑が浮上したのことです。
信頼裏切る不法投棄
警察の調べによると、地中には業者が埋めたと見られる大量の土嚢があり、中から大量のコンクリート片などが見つかっています。
容疑者の諾否は明らかにされていませんが、中に含まれていたコンクリート片は同県木更津市の複数の解体現場などで排出されたゴミであるとのこと。逮捕された元社長らは回収したゴミを神社の土中に埋めていたものと見られています。
なお、事件に対して神社関係者らは「信頼していた業者だったので人間の心はわからないものです」とコメントしています。