廃プラやガレキ混ぜた土砂を不法投棄、一部が川に流入し被害甚大

静岡県伊豆市は2020年9月23日、市内にある宗教法人・平和寺本山の敷地内に大量のプラスチック片を混入した土砂廃棄物が不法投棄されていることを明らかにしました。

市が公開した情報によると2020年6月上旬ごろ「不法投棄された疑いがある」と通知が入ったことにより投棄が発覚。市が調査を進めたところ、廃棄物は細かく裁断されたプラスチック片やガレキを混入させた土砂廃棄物で、数年前から継続的に投棄されていた疑いがあると判明。

近隣では大量の土砂を積んだダンプカーの目撃情報もあるため、市では道路法に基づき搬入経路と見られる道路を封鎖する考えを明らかにしました。

漁業や行楽に甚大影響、約8000㎡に渡り堆積か

伊豆市によると、今回不法投棄された土砂の一部が狩野川支流の柿木川に流れ込み、目算で約8000㎡ほどの範囲に影響を与えています。

特に周辺の漁業や行楽への影響は甚大で、地元のマス養殖業者が出荷を停止したほか、フジ天然ゴルフ倶楽部では取水を断念。さらに異臭や健康被害への懸念を訴える住民も出てきており、自治体側も対応を急ぐ方針です。

参照不法投棄か 宗教法人敷地に大量の土砂(静岡県)

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