石膏ボードなど約5トンを不法投棄、福岡県の事業者が許可取消

画像:福岡県より引用

福岡県は2022年7月7日、自社敷地内に産業廃棄物を不法に投棄した春日市の処理事業者・株式会社センクの廃棄物運搬・処分許可を取り消したと明らかにしました。

県によると、センク社は2020年2月~2020年4月にかけて、少なくとも廃石膏ボードなどの建築廃材約15トンを、自社敷地内に不法投棄しています。県は該当行為が廃棄物処理法に違反する行為と判断し行政処分を決定しました。

処分内容は許可の取り消しです。センク社は廃棄物収集運搬業・処分業・特別管理産業廃棄物の収集運搬など3種の事業を許可されていましたが、福岡県はセンク社の行為が廃棄物処理法16条(投棄禁止)に該当するとした上で、行為が特に重いと判断し、いずれの許可も取消となりました。

注:行政の取消処分には、取消(遡って許可を取り消す)と撤回(処分時から許可を取り消す)の2種があります。今回の処分は後発的事情により取り消されたものであるため許可当初に瑕疵はなく、実質的に撤回処分に該当します。

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