廃自動車の不適正保管事案として約800台におよぶ、日本史上最大規模の事案が明らかになりました。
問題となったのは青森県おいらせ町や三沢市、六戸町の3市町の各現場で、合計して約800台もの廃自動車が野積み状態で投棄されていたとのこと。もっとも多数の投棄現場となったおいらせ町では、敷地内に700台以上もの自動車が放置され、惨状を呈していると明かされました。
なお、自動車など機械製品の投棄では、土壌や水質汚染などの懸念も生じます。このため、県は各現場を区分し水質調査を実施しましたが、有害物質は見つからなかったとのことです。
関係者はすでに故人、家族らに撤去命令
不適切保管に関わったと見られているのは、三沢市に住んでいる古物商の男性です。しかし、男性は記事発表時点で既に故人となっており、詳しい事情を追及するのは困難な状態とのこと。
県はこのため、男性の家族らに行政命令を発出。県の指導のもとに撤去作業が進んでいるとのことです。