千葉県警は2024年6月12日、無許可で県多古町の空地に多量の残土と見られる土砂を運び込むなど、町の残土条例に違反した疑いで、茨城県で残土運搬・処分事業者の共進の60代男性役員を逮捕しました。
情報によると容疑者は2023年11月17日~2024年1月11日にかけ、他の場所から採取したと見られる土砂を、多古町内にある自身と関連会社が所有する空地に運び込み、無許可で盛土や埋め立てなどを行った疑いが持たれています。現場に積み上げられた土砂は19万3500㎥に及ぶほど膨大な量で、多古町は住民の苦情を受け、8回にわたり文章で残土の搬入停止や撤去を求めましたが、容疑者は応じなかったとのこと。通報を受けた警察は逮捕に踏み切りました。
公表時点で、容疑者は容疑を否認しています。容疑者は、現場に積み上げられた土砂について、販売を目的としたものであり、盛土は一時的な措置であったと供述。条例違反については、行為が届出に当たらない旨と主張しているとのことです。警察は容疑者が他の現場にも運び込んだ可能性があるとして調べを続けるする方針です。
参照無許可で多量土砂搬入疑い 千葉県警、茨城の業者を逮捕 多古に30メートル超積み上げか
参考多古町 多古町土地の埋立て等及び土砂等の規制に関する条例施行規則
参考多古町 条例改正のポイント