和歌山県はこのほど、県串本町内に設置したIoTカメラが撮影した不法投棄映像を警察に提供し、投棄者の検挙に至ったと明らかにしました。
情報によると、現場となったのは串本町潮岬にある県営駐車場で2023年5月頃、事業により排出されたと見られる枝が不法に投棄されていたとのこと。投棄行為の目撃情報はありませんでしたが、県が設置していたIoT監視カメラが様子を撮影しており投棄者の特定に至ったとしています。
IoT監視カメラはインターネット回線と接続できるデバイスです。通常監視カメラと違いオンライン上で映像の記録や検証ができるほか、過去はもちろんリアルタイムで映像を確認できるなどの長所を有しています。
和歌山県は、相次ぐ不法投棄対策として監視カメラの増設を推進してきた自治体です。IoTカメラは2023年3月時点で50台以上を数えているとのこと。同県は成果に対して引き続き監視を強めるとしています。