豊浦町がホタテ廃液を不法投棄、町役場を家宅捜索

北海道伊達警察署が2021年7月、北海道豊浦町が処理しきれなくなったホタテ養殖の廃液を町が保有する山林に不法投棄したとして、豊浦町役場を家宅捜索していた事実が明らかになりました。

情報によると、豊浦町では町が運営する「漁業系一般廃棄物リサイクルセンター」にて養殖ホタテの廃液を回収し、堆肥に加工していました。ところが処理施設にトラブルが発生し、廃液を処理しきれなくなる事態が発生したため、廃液を町が所有する山林に移送する措置を講じたとのこと。

移送された廃液はタンクの中に保管されていましたが、何らかの原因により廃液が漏れ出す事態が発生。悪臭に気付いた住民が警察に通報したことにより、発覚したとのことです。

処理能力を大幅に超え受け入れか

豊浦町は町が運営するリサイクルセンターでホタテ廃液を受け入れていましたが、処理しきれなくなる形で不法投棄に至りました。

情報によると、リサイクルセンターは年間3,000トンの廃液処理能力を有していましたが、2020年度は処理能力を大幅に超える7,000トンを受け入れていたとのこと。

町は2021年9月までに施設を改修する計画を立てていましたが、改修前に不法投棄が判明した形です。

参照町がホタテ廃液を不法投棄 山林でタンクから汚水 北海道・豊浦町

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事