画像:東急建設株式会社より引用
東急建設株式会社は石坂産業株式会社とともに2021年1月7日、建設作業時に排出された産業廃棄物を自動で仕分けることのできる、廃棄物選別ロボットを共同開発したと明らかにしました。
発表によると、廃棄物選別ロボットは人工知能がカメラを通じて物体の性質を認識し、ディープラーニングにより対象物のみをピッキングするという仕組みです。従来は人の手で担っていた中間処理ラインに投入可能で、選別スピードも毎分40mの高速環境にまで対応するため、作業効率にも支障をきたしにくいとのこと。
両社は既に石坂産業のプラントにて試験導入を進めており、今後の改良を通して実用化を目指していくといています。
合廃棄物を正確に識別、処理速度も落とさない
今回発表された廃棄物選別ロボットは、処理速度を落とさずに、合廃棄物を分別できる、優れた性質が期待されています。
これまでリリースされたロボットのなかには、分別による時間がかかりすぎたり、重なっている物体を正確に認識できないなどの課題がありました。
ところが、今回発表された分別ロボットは、その2つの課題をクリアしているとのこと。毎分40mの環境で正確に物体を分別するほか、複数重なっている合廃棄物の状態においても、ディープラーニングを通じて正確に分別できるとのこと。
廃棄物の分別は、従来は人間が担ってきました。今回発表された廃棄物選別ロボットはまさしく、人に勝る性質を持った分別ロボットとなるかもしれません。