アスベストを残土として不法投棄か、会社経営者ら5名を逮捕

警視庁はこのほど、群馬県藤岡市内に発がん性物質のアスベストなどを含んだゴミを不法投棄した疑いで、産業廃棄物関連業者の会社経営者ら5名らを逮捕したと明らかにしました。

情報によると、容疑者らは2019年ごろより藤岡市の世界遺産・富岡製糸場付近の敷地にアスベストなどを含む建設関係廃棄物を不当放棄した疑いがあるとのこと。投棄現場には別の持ち主がいましたが、産業廃棄物を残土と説明するなどして処理を続けていたとのことです。

なお、容疑者らが投棄していた産業廃棄物は合計約4,400トンにもなるとのこと。アスベストは発がん性のある産業廃棄物として知られているため、健康被害などへの影響も懸念されています。

容疑を否認

逮捕された経営者らは産業廃棄物を土に装うことで、処分費用を不当に抑えていたとの見方がされています。

情報によると、容疑者らは廃棄物を残土に偽装することで、処分費用を通常の約6分の1程度に抑えていたとのこと。犯行は投棄コストの抑制にあったものと見られます。

ただし、逮捕された容疑者らは、記事発表時点で容疑を否定しているとのこと。今後の捜査により真相が明らかにされるものと見られます。

参照アスベストなど含む産業廃棄物の不法投棄で会社社長ら5人逮捕/nhk_news

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