J&T環境など4社が食品廃棄物利用した発電所の建設計画

画像:JFEエンジニアリング株式会社

JFEグループの「J&T環境」とJR東日本、東京ガスなど4社は2020年7月21日、仙台市宮城野エリアで食品廃棄物を活用した発電事業を目指す「株式会社東北バイオフードリサイクル」の設立を公表しました。

J&T環境などによると、東北バイオフードリサイクルは市が募集する防災集団移転跡地の活用事業に応募し、約1万1千平方メートルに及ぶ災害跡地を貸借。

2020年9月より、鉄骨2階建て・840平方メートルの「東北バイオフードリサイクル仙台工場」を建設する計画が示されました。

1日40トンもの廃棄物処理に対応

「東北バイオフードリサイクル仙台工場」は、メタンガスを利用して発電する仕組みを採っている発電所です。

原料となる廃棄物は、仙台エリアの商業施設などから回収する計画で、処理能力は1日最大40トンに及ぶとのこと。年間発電量は約650万キロワットにもおよび、一般家庭の1,500世帯分の電力をカバーする見通しです。

また、回収ごみのなかに生ごみとプラスチックが混合しているケースも想定し、両者を正確に分別する高性能除却装置も搭載する予定とのこと。建設予定地は原発事故被災地でもあり、復興と循環型社会の両立が期待されています。

参照食品廃棄物で発電事業 仙台・蒲生で22年から JFEとJR東/

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事