
白山市は2020年7月3日、市内の海岸に監視カメラを取り付け、海洋への不法投棄を防止する考えを明らかにしました。
市環境課によると、設置は環境省が展開する事業支援によるもの。環境省は不法投棄に悩む自治体に向けて監視カメラの貸し出しを実施しており、白山市でも不法投棄を防止する意図から設置を決めたとしています。
今回設置された監視カメラは、赤外線センターを搭載した長期運用を想定したカメラです。センサーは車やひとなど動くものに反応し録画を開始するほか、2か月ほどの連続運用が可能とのこと。海洋へ不法投棄を撮影する効果が期待されています。
投棄やまぬ白山市
白山市環境課によると、白山市では年間15件ほどの不法投棄が発生しています。
不法投棄は全国的には減少傾向にありますが、白山市では横ばいで推移していることから、環境課は「抑止の意味でも(監視カメラを)設置した」とコメント。
なお、白山市によると市の海洋への不法投棄は家庭ごみが中心となっており、なかには家具や電化製品など比較的大型のゴミも投棄されているとのことです。