宇部海上保安署は2020年6月29日、大量の廃棄物を燃やしたと思われる灰を不法に投棄した疑いで、山口県宇部市に住む70代の漁師ら3名を検挙したと明らかにしました。
情報によると、逮捕された漁師らは宇部岬港で大量のゴミを燃やして処分。その後、排出された灰などのゴミを船に持ち込み、日本海沖で不法に投棄していた疑いがもたれています。
なお、宇部海上保安署によると、犯行現場は海上保安署のパトロールにより発見されました。署は2020年6月15日~2020年6月29日にかけて不法投棄防止の目的から集中パトロールを進めており、巡回中に発見したとしています。
家庭ごみに家具なども。反復継続的に不法投棄か
逮捕された漁師らには、不法投棄を大規模かつ反復継続的に行っていた疑いが持たれています。
宇部海上保安署によると、漁師らがゴミを処分したと思われる海沿いの現場からは、大量の家庭ごみを燃やした焦げ跡に、家具など大型のものも含まれていました。また、逮捕された漁師らは警察の捜査に対して、これまで不法投棄を繰り返していたと取れる供述をしているとのことです。