家庭用インクジェットプリンターで使用されるインクカートリッジの処分方法について解説します。
目次
インクカートリッジの処分方法
使用済みインクカートリッジの処分方法は、以下の3つの方法があります。
- ごみとして出す
- 各メーカーの引き取りサービスを利用する
- 回収ボックスを利用する
【処分方法①】ごみとして出す
家庭用の使用済みインクカートリッジをごみとして出す場合、基本的には不燃ごみもしくは可燃ごみに分類されます。
品目 | ごみ分類 | 備考 |
東京都三鷹市 | 不燃ごみ | |
千葉県千葉市 | 店頭回収協力店へ | 電器店等の店頭回収にご協力ください。お近くに回収協力店がない場合は「不燃ごみ」へ |
東京都目黒区 | 資源・可燃ごみ | 目黒区エコプラザでは、使用済みインクカートリッジの回収をしています。 |
埼玉県三郷市 | もえるごみ | 公共施設等に専用の回収箱がございますので、そちらをご利用ください。 |
多くの自治体で、使用済みインクカートリッジをごみとして排出する場合の分類だけでなく、リサイクルを目的に回収する方法を明記しています。
インクカートリッジはリサイクル可能な資源でもあるため、メーカーや自治体、家電量販店などで回収する活動が進められています。
【処分方法②】各メーカーの引き取りサービスを利用する
インクカートリッジを大量に消費する場合は、メーカーの引き取りサービスが利用できます。
セイコーエプソン株式会社では、「使用済みエプソン純正カートリッジ 引取回収サービス」として、会社が指定した宅配業者が引き取りに来てくれるサービスを行っています。
回収された数量に応じポイントが付与され、エプソンダイレクトショップでお買い物の際に利用できます。
参照セイコーエプソン株式会社「使用済みエプソン純正カートリッジ 引取回収サービス」
【処分方法③】回収ボックスを利用する
インクカートリッジの消費量が少ない場合は、自治体施設や郵便局、家電量販店に設置されたインクカートリッジ回収箱へ持っていくことで、リサイクルできます。
インクカートリッジ里帰りプロジェクト
「家庭用使用済みインクカートリッジの里帰りプロジェクト」とは、多くをごみとして捨てられていたインクカートリッジを回収・再資源化し、地域社会・地球環境に貢献することを目的としたプロジェクトです。
現在はプリンタ製造の大手企業4社と郵便局が共同でプロジェクトを行っています。
対象となる使用済みインクカートリッジメーカー
- ブラザー工業株式会社(brother)
- キャノン株式会社(Canon)
- セイコーエプソン株式会社(EPSON)
- 日本ヒューレット・パッカード株式会社(hp)
各社純正のインクカートリッジのみ回収できます。
インクカートリッジの袋や箱、トナーカートリッジは回収できません。
著しい破損品、改造品はリサイクルの障害となるため、回収箱には入れないようにしましょう。
回収箱の設置場所
- 自治体施設
- 全国約3,600の郵便局
回収箱が設置してある場所については、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」のホームページより検索することができます。
まとめ
家庭用インクジェットプリンターで使用されるインクカートリッジの年間消費量は国内で約2億個と言われています。
大半がごみとして捨てられてしまい、回収率は10%以下というのが現状です。
郵便局や家電量販店にはインクカートリッジ回収箱が設置されていることも多く、積極的にリサイクル活動に参加しましょう。
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