2020年4月25日12時時点の発表によると、日本国内の新型コロナウイルスに関連した感染症の感染者は12,829例となりました。
この内訳として、患者7,787例(国内事例7, 741例、チャーター便帰国者事例11例、空港検疫35例)、無症状病原体保有者820例(国内事例718例、チャーター便帰国者事例4例、空港検疫98例)、陽性確定例(症状有無確認中)4,222例で、国内死亡者334名となっており、いまだに収束の目処は立っていません。
参照厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年4月25日版)
新型コロナウイルス感染症への国民の不安
「新型コロナウイルスにかかわる厚生労働省電話相談窓口(コールセンター)」には、連日多くの相談があり、主な相談内容として、症状に対する不安、政府による対策への意見、渡航についての相談、国内発症例の詳しい行動履歴、予防法・消毒・対処法など医療に関する一般的事項などが寄せられており、日常生活を送る中で様々な部分でコロナウイルスへの不安が募っていることがわかります。
今回はこの予防法や対処法などに通じる、家庭内で感染が疑われる方がいる場合のごみ処理方法も含めた予防対策についてまとめました。
参照厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年4月25日版)
家族がコロナウイルス感染の疑いがある場合の注意点
家庭内で新型コロナウイルス感染症に感染した疑いのある方がいる場合、本人は外出を避け、同居者も体温測定や健康観察を行いながら不要不急の外出は避けるようにしましょう。また、同居者も咳や発熱などの症状がある場合は職場などに行かないようにしましょう。厚生労働省が、家庭内で新型コロナウイルス感染症に感染した疑いのある方がいる場合の家庭で注意する8つのポイントを公開しています。
1.部屋を分けましょう
2.感染者のお世話はできるだけ限られた方で
3.マスクをつけましょう
4.こまめに手を洗いましょう
5.換気をしましょう
6.手で触れる共有部分を消毒しましょう
7.汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
8.ゴミは密閉して捨てましょう
参照ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~
マスク・ティッシュの捨て方・注意する点とは?
上記の8つのポイントで「ゴミは密閉して捨てましょう」とあるように、ごみを捨てる際にも注意が必要です。家庭内で新型コロナウイルス感染症に感染した方または感染の疑いのある方がいる場合、咳・鼻水が付着したマスクやティッシュペーパーのごみを捨てる際には以下の3点に注意が必要です。
- ごみに直接触れない
- ごみ袋はしっかりしばって封をする
- ごみを捨てた後は手を洗う
正しい手洗い方法とは?
ごみを捨てて、手を洗う際は正しい手洗いを心がけましょう。ごみを捨て終わった後だけでなく、外から帰って来たとき、食事前や調理前後など、こまめな手洗いを心がけましょう。また、手洗い以外の一般的な感染予防対策として、十分な睡眠をとること、栄養バランスの整った食事、適切な湿度(50~60%を保つ)など家庭でできることがあります。
参照首相官邸 新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~
まとめ
ごみを正しい方法で捨てることは、家庭内で自分や家族の身を守るだけでなく、ごみの収集運搬業者や処分業者の方を守ることにもつながります。また、今回まとめたごみの捨て方は新型コロナウイルス感染症だけでなくインフルエンザでも同様のため、一度家族間でごみの処分方法を確認しておき、家族で感染症対策を万全にしておきましょう。
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