
世界でも注視されている「ゴミの排出量」についてです。
世界的には3R(リデュース・リユース・リサイクル)と呼ばれる取り組みが長年行われています。最近ではゴミや無駄をゼロにするというZERO WASTE(ゼロ・ウェイスト)と呼ばれる取り組みもあります。
日本は他のに比べて土地面積が狭いため、ゴミの処理法は燃えかすやクズを有価物として輸出、もしくは燃やして容量を少なくし、埋め立てるという方法を取っています。そのため、日本は世界中の焼却炉の8割を所有しています。
世界から見た日本で出されるゴミの量はどのくらい?
ゴミは「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の2つに分かれます。簡単に言うと「家庭ごみ」と「事業系ごみ」です。産業廃棄物は各国によってルールや処理方法が違い数を照らし合わせる事は難しいため、家庭ごみを見ていきます。
世界の都市廃棄物排出量を見ると日本は4位です。(2018年のデータ)
1位 アメリカ
2位 中国
3位 ドイツ
4位 日本
5位 フランス※グラフの数字はglobal noteの統計を使用しています。
世界的にも問題になっているゴミはプラスチック
現在、その中でも特に問題視されているのが「プラスチック」です。日本が排出するゴミの中でもプラスチックは上位を占めており、世界的にはアメリカに続き2位とも言われています。
フランスやケニア、中国など、プラスチックの使用を控え、制限や禁止策を取っている国もたくさんあります。
プラスチックのリサイクルについて
プラスチックのリサイクル法には以下の4種類があり、順番に処理量が多くなっています。
1 | サーマルリサイクル | 焼却の際に発生する熱を回収・利用し再利用する方法 |
2 | マテリアルリサイクル | マテリアル(物)を再商品化し新しく使えるものにするリサイクル方法 |
3 | 単純焼却・埋め立て | |
4 | ケミカルリサイクル | 高熱で分解し化学原料や物に変えたりするリサイクル方法 |
欧米ではマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルだけをリサイクルと呼び、燃やした熱を再利用する方法はリサイクルとは呼んでいません。日本のリサイクルや廃棄物についてもまだまだ対応が必要だと言えそうです。
まとめ
日本のゴミについては食品ロスが多いなどまだまだ問題は山積みです。
2050年には人口が91億人、排出されるゴミの量は2倍以上になると予測されています。溶けもせず残り続けるプラスチックは海に流れ込み対応しなければ2050年には魚よりも海洋プラスチックが増えると危険視されています。